公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会

札幌市児童会館

わたしたちが
児童会館運営にかける思い

街とともに
未来を育む
人づくり

街とともに 未来を育む 人づくり

はじめまして。
私は、こども育成課が運営する
札幌市児童会館に勤務しています。
学校でも家でもない、子どもたちのもう一つの居場所を、私たちがどんな思いで運営しているのか。私の体験から少しだけお伝えできればと思います。

児童会館・ミニ児童会館とは

子ども専用の施設と思われがちですが、実は18歳以下のすべての子ども(ミニ児童会館はその校区に住む小学1〜6年生が対象)や保護者、地域の方々が、地域における交流を深めることを目的として設置された施設なんです。札幌市には約200箇所もあるんですよ。

「やった!できた!」
諦めなかった君は
大きな自信を手にした

私はあそびを通して
もっともっといろんなことを
君に伝えていくんだ

何度も挑戦したり
できるように工夫したり
あそびにはたくさんの学びがあります

あそびの手法を生かす

私たちは「あそび」の手法を上手に使って、子どもたちの学びと気付きの機会をつくっています。自主性や挑戦意欲、達成感や悔しさ、集団のルールや他者との違いを認め合うことなど、人間力を養うためのとても良い手法なんです。

「こんなやり方あったんだ」
答えを君にくれたのは
世代を越えた友だちだった。

君と私も、友だちも
ここには年齢を越えた友情がある

趣味や考えの似た人たちを
上手に引き合わせることで
いろいろな世代が交流する
体験機会を提供します

異年齢交流を通して育む

0歳から18歳までの子どもたちと、保護者や地域の方たちとの「多世代間交流」は、子どもたちの社会性を育み、視野を広げることにも繋がります。どうすれば効果的な交流が生まれるか、いつも考え行動しています。

「一緒にやろう!」
勇気を出した君に
またひとり友達ができた

私は君が一歩進む
小さなきっかけを作っていきたい

嬉しい気持ち
一緒にすごす楽しさ
日常の体験が感情を育みます

体験から学ぶ

日常を通じた体験によって、子どもたちの五感は発達し、内面も成熟していきます。私たちが提供する「目的を持った質の高い体験機会」は、学校や家庭では得られない「日常体験」ができる貴重な場です。

「いつでも頼って!」
温かな交流が親子を包んだ。

私の小さな行動が
お子さんに友だちを
大人に仲間を作った

辛いときは頼っていい
わからないときは聞いていい
そういう環境を作って地域で子どもを育てます

地域の中で育てる

児童会館は、地域の交流施設です。子どもを地域で育てていくことも私たちの役割の一つです。保護者も地域との関わりが増えると、安心して子育てができます。

「ただいま!」
放課後の君の
もう一つの家

私が守るべきもの
それは子どもたちが安心して過ごせる場所

安全であることも
家のようなくつろげる雰囲気も
全ては安心のために

安心安全な居場所を作る

子どもや保護者を取り巻く環境や価値観が多様化しています。防犯や災害だけでなく、安心感が得られる精神的な拠り所でもある居場所を作ります。

わたしたちが掲げる6つの指針

私たち全職員が自分の仕事に誇りを持ち、
自らも常に成長しようとする意欲と熱意、物事を前向きに捉え生きていく
姿勢を持つことが、子どもたちのより良い育ちにつながります。

幅広い視野を持ち
社会や時代の動きに敏感になる

地域社会の中で子どもたちが豊かに育つためには、時代とともに変化する社会的課題に目を向け、多様な価値観を持つことが必要です。

適切な指導や支援を行えるよう
研鑽に努め専門性を向上させる

子どもたちと関わる専門家として、これまでの経験・知識と新たな学びの両方を大切にします。

目的意識を持つ体験機会を作るため
スキルアップを図る

子どもが楽しみつつ学ぶ体験機会を作るために、あそびの持つ無限大の可能性を引き出す知識と技術が必要です。

子どもの育ちに関わる者として
職員が相互に育ち合える関係性を築く

一人ひとり、考えや視点の異なる職員が、お互
いを認め合い、補い合って行動します。

問題解決志向で最善を探るよう
前向きで自律した職員を目指す

一人ひとりが子どもとともに前を向き、一緒に問題を解決していきます。

組織のミッション、ビジョンを通して
自らの職に誇りを持ち、原点と捉える

思考や判断の理由をミッション・ビジョンに紐付
けることで、自信とプライドを持って行動します。

わたしたちの目標

児童健全育成の専門家集団として
日々スキルの向上に努め、
全ての子どもを笑顔にする

私たち全職員が自分の仕事に誇りを持ち、自らも常に成長しようとする意欲と熱意、物事を前向きに捉えて生きていく姿勢を持つことが、子どもたちのより良い育ちに繋がります。

地域と子どものつなぎ手として、
一人ひとりと心を通わせ合うことで
豊かな未来を育む

それぞれの子どもと真剣に関わり、感情や感受性を育て、心と体づくりを支えていけたらと私たちは考えています。子どもたちを取り巻く環境を整え、資源をつなぎ、活動機会を提供する取り組みを続けていきます。

「ありがとう、またあした!」
今日も、児童会館の閉館時間がきた。
何かを得て生き生きと家路につく君を見て、
この街の未来が、少し明るく見えた。

子どもたちの成長を実感するまでは
長い時間がかかるかもしれません。
でも、一人ひとりとしっかり関わり、それが見えるたびに
「児童会館に携わっていて良かった」
と心から感じる瞬間が訪れます。

私たちは児童会館を通じて、
私たち「こども育成課」の大切にしている思いを広げ
子どもたちや地域の方の笑顔の輪がつながるように
街とともに、未来を育む人をつくっていきます。